第1章 銀色の髪の少年

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誰も近づかない三輪の森に、一人の少女が入って行った。 その少女の名前は、あおいと言った。 おかっぱ頭のかわいい子だ。 あおいは、三輪の森の近くに住んでいる女の子だ。 あおいは、お母さんとお父さんとの三人暮らしだ。 あおいは、とても山が大好きな子供だった。 あおいは、神の神域には絶対に近寄らないようにしていた。 いつも遊ぶのは、山の麓から中腹までだった。 あおいは、第六感がとてもよく働く子だった。 自分の中で、行ってはいけない所があると感じていたからだった。 いつも、三輪の森で遊ぶあおいを、銀髪のミワが見ていた。 そして、一人ぼっちのミワがあおいと一緒に遊びたいと願う様になっていた。 ミワは少しずつあおいに近づこうとしていた。
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