第1章 銀色の髪の少年

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あおいを驚かせないようにしながら・・・。 あおいは、動物たちと心を通わせることができていた。 言葉でなく、心で、話していた。 そして、森へ行けば、うさぎや、リスなど、あおいには動物の友達がたくさんいた。 だから人間の友達がいなくても、淋しいと思う事はなかった。 そんなあおいに、動物達が、話していた。 「ミワがあおいに会いたがっている。一緒に遊びたいと言っているよ」 それを聞いたあおいは、 「ミワって誰なの、人間、それとも動物なの」と言うあおいの問いかけに、 動物達は口を揃えて、「会えばわかる。ミワは、この山を守る者」と言った。 あおいは、ミワと言う人に会ってみたいと思う様になっていた。 どんな人なのだろう。 山を守る人。
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