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皆さん、こんにちは!
伊藤 千晃です。
今日から華の高校1年生です!
親友の宇野 実彩子も一緒の高校に受かって、気分はハッピー!
あ、ついでに宇野ちゃんの彼氏、にっしーこと西島 隆弘も同じ高校に!
にっしーは、宇野ちゃんと同じ高校に行くために必死に勉強したんだって!
あ、私はもちろん そんな人はいません。(笑)
まぁ、強いて言うなら、幼馴染の末吉 秀太も同じってとこぐらいかな!
秀太とは、家も近いし、家族ぐるみでも仲が良いの!
小ちゃい頃からずっと一緒にいるんだよね~。
「千晃ー!なにボーッとしてんの??」
プリプリと可愛い表情で 怒ってる彼女は、さっきも紹介した宇野 実彩子ちゃん。
「ごめん、ごめん」
「別にいいけどさぁ。ほら、首席入学の人の挨拶だよ」
宇野ちゃんが指差す方向には、お偉いさんたちと並ぶ一人の男。
遠くからだから あんまりハッキリ見えないけれど、きっとガリ勉さんなんだろうなぁ。
私は特に気にもせず、時計をチラッと見る。
え~まだ、10時ちょいじゃん。
これから40分もあるなんて、退屈すぎるよ。
「あ、千晃! ほら、イケメン!」
隣の宇野ちゃんや、他の女子たちが騒ぎたてる。
宇野ちゃん、アンタは彼氏がいるでしょーが…。
にっしーが落ち込むよ…
「うわーカッコいい! あんな人が首席なんてあり得ない~」
あまりにも宇野ちゃんがうるさいので、私は顔を上げて彼を見る。
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