エピローグ

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決して叶うことのない恋だったけれど、私は彼を好きになって幸せだった。 楓くんに出会ったおかげで、あともう少し生きたいって、思えるようになった。 そのおかげで、余命半年と言われていたのに一年も生きる事が出来た。 もう二度と会えないけれど。 もう二度と声を聞く事は出来ないけれど。 私は、彼の手の温もりを忘れない。 彼の笑顔を、彼の優しい瞳を。 最初で最後のこの恋を、決して私は忘れない。 楓くん、あなたは私の光でした。 ただ一つの、希望の光でした。 ……365日、ずっと、好きでした。
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