いつもの俺たち

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学校から歩き、ついたのは繁華街。 仕事帰りのリーマンや遊んでいる若者が多い。 「んー、お腹すいたね。夜ご飯でも食べよっか」 確かに小腹がすいてたのでこくり、と頷くとにこりと微笑み店を探す悠夜。 「じゃあ、ここに入る?」 そう言って指差したのはうどん屋。 「うん」 頷きスタスタと店内に入る。 何を隠そう俺はうどんが大好物である。 少しワクワクしている俺にクスッと悠夜が笑った気がしたけど気にしない。 悠夜は俺がうどん好きだって知っててここ選んだんだろーし。 「なんにする?」 メニューを見て悩む悠夜を無視して「きつねうどん」と店員に頼む。 うどんはきつねうどんが一番好き。 悠夜は悩んだあげく「カレーうどん」と頼んでいた。 「美味しい?」 とにこにこして見つめてくる悠夜に頷く。 悠夜はもうカレーうどんを食べ終わっていて食べるのが遅い俺をずーっと見ている。 見られながら食べるのは居心地がよくなかったけどまぁいっかと思い食べ進めた。 ─── ── 「やっぱまだ夏だねぇ。暑い」 うーん、と背伸びをして欠伸をする悠夜をチラっと見て、「うん」と頷く。 頷いてばっかだなーと思うけど癖だから仕方ない。 「………。」 俯いて黙りこくってる俺を見つめ俺が思ってることが解ったのかニヤリと笑ってわざと耳元で囁く。 「食後の運動、する?」
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