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「不可解な出来事」
さて
まずこの事態に
遭遇した人には
説明が必要だろう
いや間違いなく
必要だ
なにせ
この事態の当時者に
なっている俺ですら
理解に苦しんでるのだから
要は目の前にいきなり
あらわれたポニーテールの眉間に青筋つけた
それはもう世間でいう所ではかわいーねぇと言われるようなそれはもう華奢な少女が自分よりもひとまわりもでかい俺の体に
ボディーブローを
かましてくるのだから
あまりに突然すぎて
俺は受け身をとれずに
膝をおる
目の前の少女が
仁王立ちに立ち
こう言い放つ
「てめぇはきにいらねぇ!」
「・・・は?」
それが
俺 神崎悠斗と
立花 ユリの
出会いだった
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