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怒りを露わにして俺に斬りかかってくる男と女の子の攻撃を避けながらとりあえず逃げる。
だって周りには子供とか一般人が多いんだもの。
「ちょこまかと…!鬱陶しいんだよ!」
「うおっと」
この二人は怒りで周りが見えてないのか子供や一般人など御構い無し!といった様子で攻撃してくる。
「…アレ、いくよ…!」
「分かった!」
女の子が男に薙刀を渡して剣を受け取り、ジャンプして薙刀の刃先に乗った。
「…ヤベ!」
テンプレートと言うべきか…俺の走ってる先には一人の子供。
「くらえ!」
「マジかよ…バカじゃねえの」
「うわあ!」
「…!?」
俺がヒョイっと避けたせいでもの凄いスピードで飛んできた女の子は子供に剣を突き刺す、という結果に…
「…くっそ、おらあ!」
ならなかった。
女の子が横を通り過ぎた時に足首を掴んでぶん回すように男の方に投げる。
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