.。o○.3年前の夏.。o○

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ーー暫くすると、 司が戻って来て、凄く安心した。 「……ごめんな」 ……なんて、 少し息を切らしながら… 急いで戻ってくれたって解って 司が謝ること無いのに……。 優しい司が頭を撫でてくれたら、 それだけで凄く安心できる。 「葵、調子いけるん?」 「……うん、ちょっと怠いだけ」 「暑かったもんな?一応、病院行こうな」 私が頷くと、司が運転を始める。 そっと司の方に、 頭をゆっくり傾けて膝に預けた。 「……葵ぃ、甘えとん?」 「違うよ。楽なだけやもん」 素直になれなくて、 でも司はそれ以上、 なんにも言わずに…… 優しく頭を撫でてくれた。 司の膝の上で頭を撫でてもらってると、安心できてゆっくり瞼を閉じた。 「葵って猫みたいやな。寝るん?」 「……寝んもん。猫違うし!」 ……拗ねて言うと そんな私の頭を司は笑って優しく撫でてくれる……。
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