708人が本棚に入れています
本棚に追加
/385ページ
完全に忘れていた。
「考えてくれた?よな?」
「あー…えっと…」
引きつり笑いを浮かべながら健人から顔を逸らす。
「考えてくれたんだろ?ホントは」
「……」
急に真顔になった健人。
結構見透かされているみたいだ。
幼いころからの付き合いだからかな…。
「うん、考えたよ」
逸らした視線を戻し、健人を見据える。
「私、健人とは付き合えない」
目を合わせて逸らさない。
最初のコメントを投稿しよう!