神と料理と私と修造

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やる気が止めどなく溢れてくる。何にも負ける気がしない。 最ッ高にハイってヤツだぁ!! いつもより数段高い深夜テンションをひっさげてテストに望んだ。 手応えアリ。むしろいつもより良いかも。今度からも深夜のテンションに身を任せて勉強したらがいいかもなー、とか考えていた。 このときまでは。 帰ろうとリュックを持ち上げた次の瞬間には、 床に倒れていた。 更に次の瞬間には、 倒れている自分を俯瞰していた。 俺が倒れたことでパニックになる教室。 この辺で自分がヤバい状況に置かれているのを把握した。 ワンテンポ遅れてパニックになる俺。 「死ぬううううううう!?うぇ!? 下の奴俺だよね!?死ぬの!?死ぬの俺!?」 臨死体験アンビリーバボーとか下らないことを考えていると段々薄れて行く意識。 ーーやべ、やっちゃった… そんな声を最後に聞いた気がした。
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