第1章

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あれはいつだっただろう。ずっと前かも知れない。いやつい最近かも知れない。まぁどちらでもいいや。 この前俺、日野新(ひの あらた)の元に一通の手紙が届いた。 『明日の23時、K高校で待ってる。』 と簡単に書かれた手紙だった。 次の日、俺は半信半疑でK高校へ行った。 K高校の校門の所で立ってると突然何者かに首を狙われた。俺は地面に倒れ薄れ行く意識の中、俺の首を狙った奴を見た。ぼぉっとしか見えなかったが、白い仮面を被った奴だった。 そして俺は意識を手放した。 「ん…………?」 目覚めるとそこは一面真っ白で窓がない部屋だった。 「ここは…………?どこだ…………?」 真っ白の部屋の真ん中にあるのは9個のろうそく。そのろうそくは短くなっているのもあれば長いものもあった。
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