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朝、目覚めの良い俺は、今日も定時にベッドから起き上がった。
その途端、隣に寝ていたマシオが寝言を言って体を丸める。
マシオは寒がりだ。
俺がもう一度布団に潜り込むと、忽ちくっ付いて来る。
こうなると、無下には出来ない。
「マシオ、おはよう。」
「ん…、お…はよう…。」
「俺、店に行かなきゃ。」
「うん…。」
「じゃ、離して。」
しかしマシオは、俺の体に腕を巻き付けたままだ。
ヤバい。
俺の理性は今にも吹っ飛びそうだ。
俺じゃなくても、素っ裸の恋人に抱き付かれたら誰だってムラムラするだろう。
それが美人なら尚更だ。
マシオの手足は長く、肌は滑らかだ。
優しく撫でたりキスすると、身を捩らせて甘い吐息をつく。
俺はそれに煽られて、もっと声を上げさせたくなる。
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