三章

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 仕事に浸ることが唯一の安らぎを連れてくる。おかしなことだと彼はいつも思う。  マリアの正体に触れる手掛かりが、彼にはまだ掴めていない。  マリアの犯行が先ほどの見解で説明できたとは思いもしない。  事件はまだ起きる。  神埼は、湯船に肩を沈めた。
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