第1章

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着ぐるみを脱がされ、俺の出したもので汚れてしまったパンツも脱ぎ、 全身裸になった俺を柚木は容赦無く愛撫してくる。 指が三本入るまでに、二回もイってしまった。 だって。 もう。 俺の感じる部分を把握している柚木は、言葉と愛撫で止め処なく責めて来るから。 「…………小太郎…………全部入った、よ」 「っ、っは、ぁ、あ…………あ!」 繋がった部分を微かに揺らされるだけで、気を失いそうな程の快楽が押し寄せて来る。 「動いても、いい…………?」 「だっ……だ、め……っゃ、う!」 ズンと奥までいきなり突かれ、内臓が痙攣したように快楽に震えた。 続けて数回突かれると、悲鳴のような喘ぎ声が何度も漏れてしまう。 「っぁ、あ!っめ……、だめって言っ……ん、ぁあ!」 涙がボロボロとこぼれ落ち、その筋を辿るように柚木の舌が這えばそれだけでまたイきそうになった。 「……可愛い…………小太郎…………もっと声、聞かせてね?」 「ーーーーぃや、いや!っひ、ぁあ!」 粘膜を捏ねるような卑猥な音を響かせながら、何度も柚木の腰が大きく揺れる。 俺はもう、泣いて喘いで、柚木にすがるだけで精一杯だった。 「ーーーーっだっめ、ダメダメ、イクっ……ぃ、あ!あ、ぅっーーーー!」 一際大きくビクンと全身筋肉が突っ張り、大きな快楽の波が止め処なく押し寄せて来る。 その間にも何度も際奥を突かれ、頭がおかしくなりそうなほど感じてしまった。 終わった後はもう。 ただただ、脱力、そして放心。 柚木。 お前、かなりSっ気あるよね。 ダメって言っても、絶対やめないよね。 荒く吐き出される息の中、俺は柚木を恨めしく思うと共に明日の体調の心配をしていた。 明日、絶対筋肉痛だ。 ちくしょう。
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