第1章

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今日は、ママとお買い物へ、お出かけです。あおいちゃんは、 何だか、とっても、わくわくしています。それは、何かいいことがありそうな気がするからです。 ママと歩いていると、 「あーダンゴムシだあ。ママ、見て、見て、ダンゴムシだよ。」と、あおいちゃんが、ダンゴムシを見つけて言うと。 「本当ねえ。かわいいわね。」とママが笑顔で答えます。 「ママ、ダンゴムシって面白いね。触るとまんまるになるんだよ。きれいなまんまるににね。どうしてなのかなあ。」 あおいちゃんが、ダンゴムシに触ると、またまんまるになりました。 そして、しばらくすると、こそこそと歩き出しました。 その後を追いかけていくと、いつの間にか、ママの姿は消え目の前に、真っ白いへんてこな形のドアが見えました。 (誰のお家なんだろう。表札にダンゴムシって書いてある。もしかして・・・。) と、あおいちゃんが考えていると、あおいちゃんぐらいある。大きなダンゴムシが白いドアから出てきました。 「ようこそ、ダンゴムシの国へいらっしゃいました。」大きなダンゴムシさんがにこやかに言いました。 あおいちゃんは、笑顔のダンゴムシさんに言いました。 「あれー、ダンゴムシさん話せるの、それに、歩けるの、人間みたいだね。どうしてなの。」
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