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存在悪が、恭輔に似ていて、
直哉も真里谷が気になるのだろう。
直哉は、
恭輔と兄弟であったことに不満も何も無かったと言っていた。
兄弟で良かったと、
心から思うとも。
直哉も人間の規格からは外れていた、
分かり合える者を近くに与えられて、感謝している。
俺も、恭輔と直哉が従兄だったことに、
感謝している。
「自分で選んだ道なのだろう」
でも、確かに遊馬に、
真里谷と歩む道は勧められない。
命がけだ。
「恭輔がさ、遊馬が泣いていると言う」
恭輔は、
人形の中を見てくることができる。
「真里谷の件をどうにかしないと、
遊馬を出せないよな」
真里谷を助ける、
俺と直哉の行動が決まった。
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