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やがて、巣作りが終わり、巣の中にお母さんツバメが入っていました。
お母さんは、それを見て、あーちゃんに言いました。
「あーちゃん、ほうら、お母さんツバメが卵を温めているのよ。
もうすぐ、かわいいヒナが生まれてくるわよ。」
お母さんの言葉を聞いた、あーちゃんは、生まれてくるヒナを見たくて、毎日、
ツバメの巣を眺めていました。
そんな、ある日ピイピイピイと、小さな声が聞こえてきました。
「お母さん、ヒナが生まれたみたいよ。ねえ見て見て、何匹生まれたかなあ。」
あーちゃんの言葉にお母さんは、
「まだ小さすぎて見えないわね。もう少し待ちましょう。」
あーちゃんは、毎日、「まだ、数えられないの。」と言いながら、ツバメの巣を
ジーと見つめていました。
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