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節分
本来節分は鬼を祓うものです
それが何故
「「「福は内!」」」
「何しとんじゃ!」
「豆まきですが?」
「こっちがおかしいみたいな顔するんじゃねぇ!颯季お前が主犯だろ!正座しろ!」
しばらくお待ちください
「で言い訳を聞こうか」
「鬼だって節分したっていいじゃない!」
「言いたい事はそれだけか?」
「やめて!指をポキポキ鳴らさないで」
「アザミも盈藺もやらなくてもよかったんだぞ?」
「颯季が意気揚々と豆まきしようぜ!って誘ってきたから」
「お前は、友達を野球に誘う少年か!」
「少年の心を忘れない」
「忘れない(キリじゃねーよ」
「いいじゃないか!鬼が節分したって!」
「よしなんでそうなったかを300字以内のレポートにまとめてそのままシュレッダーにかけろ!」
「なんという無駄!」
「お前が無駄に洗練された無駄のない無駄な動きをしてるからだろ!」
「えっ?そんなに無駄がなかった?」
「誉めてねーからな!」
「むしろ颯季自体が邪魔?」
「じゃあ颯季に豆まくと消えるのかな~?」
「そこの二人!私は無駄だが邪魔じゃない!」
「どっちも変わらねーよ!」
「そこの四人コントしてないでご飯にしますよ」
「今日の献立は~?」
「洋食にしてみました」
「楽しみ~」
「颯季?」
「なんだ頭領?」
「俺がおかしいのかな?」
「多分おかしくはないと思うぞ?」
「鬼ってなんだっけ?」
「さあ、そんなものは知らん、私の専門外だ」
「すまん、聞いた俺が馬鹿だった」
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