1日目

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「そうだったんだ」 亜樹ちゃんが落ち込みながら言う。 「メールしてあげて。多分、時間あれば見ると思うんだ」 祥さんが微笑みながら亜樹ちゃんに言うと、亜樹ちゃんは頬を少し赤め、下を向いた。 私は少し嬉しくなった。 祥さんを肯定された気になり、こんな綺麗な人が私を使っていると自慢したくなる。 「・・・でも、おかしくないですか?」 そんな気持ちを消すように勇馬くんが話す。 「だって、昨日、日曜日で学校なかったから美由には会ってないですが、メールはしました。けど、そんなこと全く書いていませんでした」 勇馬くんは祥さんを睨むように見ている。 「それに、悩んでるようすも無かったし、誰にも相談しないなんて」 祥さんを疑っている。 でも、祥さんはそんなことわかっている。
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