モニター越しの視線

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翌日、本当に秀臣は学生たちとの打ち合わせに付いてきた。 早朝、香織さんに連絡を入れた秀臣は、昨夜の事情を話し、仕事を代わってもらったようだ。 その後、私を紹介した大学の関係者に連絡を入れ、部外者である自分が大学構内に入れるよう許可を取る。 秀臣の車で大学に向かい、そのまま一緒に研究室へ。 今日集まっているのは、ゼミの出店企画を担当する1、2年生の責任者。 研究室のドアを開けた瞬間、私の背後に立つ秀臣の姿を見て、学生たちは驚きの声を上げた。
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