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一方で、企業側の不手際により利用客が被害を受け、お粗末な謝罪会見が開かれるケースもありました。
謝罪していながら、「当社に、そこまでの責任は無い」とでも言っているようでした。
そうした数々の事件が、大企業を相手に個人がどれだけ、対抗し得るのかという考えが浮かびます。ネットの普及により、個人は大手企業の傲慢な対応に、事実と被害者としての嘆きを世界に訴えかける事が出来ています。
そこから、今作を発想したのです。
本シリーズ第七作に、酒口が犯人に拉致される横領事件がありました。どこか、ストーリー構成が似ていると思った方もいるでしょう。
著者の貧困な発想では、巨大権力を個人が相手にする方法は今のところ、インターネットの利用くらいしか思い付きません。
故に、似たような構成になってしまいました。
はい、これも言い訳ですが。
本作では、著者の悪ふざけが一つあります。
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