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竜騎士
朝靄を抜け、やや寒い位の冷たい空気が、頬を撫でていく…
あれほど大きかった街並みも、今はこめ粒程にしか見てなくなっていた。
バサッ…バサッ…
飛竜の羽ばたきに合わせ…スピードは、グングンと上がっているようだ…
竜騎士ひす✨
『落ちない様にしっかり掴まって下さいね』
女将きんたしゃん✨
『がははっ…気持ち良い風だね~✨』
蒼竜には、女将と相棒の銀狼キンタが同乗していた。
キンタは、体制を低く風の抵抗を最小限に留めながら上手くバランスをとっている。
女将きんたしゃん✨
『飛竜って便利だね~✨街から街までひとっ飛びだわさ✨』
竜騎士ひす✨
『クスッ…確かに飛竜は、便利ですが、絶対数が少ない上に竜騎士になれる者は、王国でもほんの一握りなんです。』
女将きんたしゃん✨
『竜騎士になる条件か~✨大変そうだわさ』
その時、もう1匹の緑の飛竜が、蒼竜に近付いてきて並走をした。
竜騎士でん✨
『殆どの竜騎士はね💕産まれた時から飛竜と一緒に暮らすんだよ✨それで、竜の儀で飛竜の本当の名前を聞く事が出来れば✨晴て竜騎士さ❤』
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