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大魔導師ママンは、オババの姿を見るなり…バタン
膝から崩れ倒れた…気力だけで、ここまで持ちこたえていたが…昏睡に近い眠りに落ちた。
大僧侶オババは、ママンを勇者の隣のベッドに寝かせると勇者の服を脱がせ…触診に入った。
『う…む、思ったより深刻だの…』
優汰の体は、呪いの影響で胸まで紫色に変色してた…
本来…攻撃のスペシャリストたる大魔導師に出来る事は、呪いの魔力を同じ魔力で、相殺し進行を食い止める事だった。
オババは、両手にプラチナ色の輝きを纏い勇者の体に触れた。
『慈愛の女神美愛よ✨大いなる癒しの御手を持ち安らぎと回復を…』
大僧侶オババは、呪いの影響を抑えながら…優汰の体の回復を同時に行って行く…
それは、回復のスペシャリストである大僧侶の力で行う最良の選択だった。
勇者の顔色に僅ながら生気が宿る
勇者優汰
『う…ん…あ…れ?此所…は…』
5日振りに目を覚ました…勇者は、オババから自身の体の事…レッドクルスマウンテンに巣食うエンシェントドラゴンの討伐隊が、組織され出向いた事を伝えた…
勇者優汰✨
『だ…ダメだ…あの古竜には勝てない…秘密が…』
優汰は、力尽き再び眠りに落ちたのだった…
勇者の命の期限は、刻々と迫っていた…
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