始まり

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なんとも言えない心地良いまどろみの中。 俺はたゆたうように漂う。 何処からか声が聞こえる。 優しい子守唄? 暖かい声。 俺の意識はゆっくりと覚醒する。 そして重い瞼をゆっくりと開けた。 霞む視界が、ゆっくりとはっきりして行く。 見えたのは金色と茶色。大きな姿。 暫くぶれて居た視界は、漸くハッキリして来て・・・・俺は固まった。 何?これ?どうなってる? 俺は、何故こんな場所に? 俺は、確か・・・・?
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