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仕事に影響はなかった。
私は、お互いに体を慰め合っただけだと思っていたから。
でも、次の週末、オジさんは、またすごく高そうなお店に私を誘い、同じ流れで、今度はオジさんのマンションに連れて行かれた。
そして、済んだあとオジさんは私に言った。『愛してる』と。
オジさんのマンションは、すごく広くて、セレブな暮らしを物語っていた。
寝室は二つ。オジさんのゆったりキングサイズのベッドの主寝室。
それと、セミダブルのベッドが二つのゲストルームは、いつ誰が来ても大丈夫な感じ。
広いリビングルームには、大きめのソファーが向かい合わせになっていて、大勢が来てもちゃんと座れるようになっていた。
やっぱりパーティーなんかをやるのだろうか。
その横のやや小さめのスペースには、普段使いらしきソファーが置かれていた。
ダイニングルームとキッチンは別室となっていて、その設備も大変なものだった。これってプロ仕様だよね。
「キッチンすごいですけど、尾治さん、自分ではお炊事、されないんですよね?」
なんとなく答えはわかっていたけど聞いてみた。
「あぁ。たまに湯を沸かすぐらいかな。そこは来客の時に人を頼んで使ってもらっているんだよ」
なるほど。やっぱすごい。
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