第6章 禁断のデート

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ベッドの上の由良が からかうように引き寄せた――。 「今さら焦ったところでどうなるものでもないでしょ?」 あたかも証拠はもう抑えてあるといわんばかり 枕元の携帯をいじって微笑む。 「お腹すいた。一緒に朝ごはんでも食べよう」 「勘弁してくれよ」 「なんだよ。朝ごはんだけで解放してやろうと思ったのに。そんな言い方するなら、やっぱり一日つき合ってもらうよ」 はなから 僕を自由にする気なんかないんだ。
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