Epilogue-1

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「おっ・・・おはよ」 「おはよう」 気になって声をかける。 「あのさ・・・・昨日・・・・ヤッちゃった?」 「ええ、覚えてないですか?」 「うーん、眠くて・・・・躰はすげースッキリしてるんだけど」 「すっきりしているんだったらよかった」 「あのさ・・・・」 「なんですか?」 「俺、誘ったりした?」 「ええ」 「すげぇコトしたとか?」 「初めて後ろだけでイケました」 「うそ・・・・全然覚えてない」 「そうでしょうね」 「なんでわかるんだよ」 「内緒です」 佐竹は含みのある言い方をした・・・・気になるじゃんかよ! 「昨日の貴方もすごくかわいかったですよ」 「なんだかムカつく」 「疲れているのにスルからです」 昨日のデートのお礼も言ってなかった・・・・ちゃんと気持ちは伝えないといけない。 「昨日はありがと。楽しかった」 「楽しんでいただければ十分です」 「次はいつ行けるかな?」 「私たち案外忙しいですからね」 「だな・・・・」 ゆっくり唇が触れた・・・・柔らかく、優しく。
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