第1章 謎の差出人

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「さっきそのパネルに手をかざしてましたよね?」 「ええ、それが何か?」 「それって超能力か何かで暗証番号を調べるんじゃなかったんですか?!」 「はい?」 「それなのに、菊乃さんからの連絡待ちだったとかあり得ないから!」 5人もの探偵が所属する裏目探偵舎のトップであり、どこか妖艶さが際立つ豹磨だけに、何か特別な能力でもあるのではないかと期待した。 しかし見事にそれを裏切られたことで梨乃は突っ込まざるを得なかったのだ。 だが、豹磨にしてみれば梨乃の妄想で期待されても困惑しかない。
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