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「ふぅ・・・」
あの戦い、フロンティア事変が起きてから数ヶ月が立っている今日、本拠地としている自宅にあの時のメンバー全員が集結していた
物々しい訳じゃないぞ?数週間に一度、不定期に開いている小さなパーティーだ
「ケーキ焼けたわよ?」
そう言ってキッチンから出てきたのはマリア・カデンツァヴナ・イヴだ。
ミステリアスにして力強い歌声を持ち、デビューからわずか二ヶ月で米国チャートの頂点まで昇りつめた新進気鋭の歌姫だった。
「ありがとさん」
その彼女はなんと武装組織「フィーネ」を名乗り、全人類への宣戦布告を行った人物でもある。
当初「再誕したフィーネ」を名乗っていた、これは現在米国で厳重な監視下の元で服役中の人物を引き込むための嘘である。
「他のメンバーは?」
「今来てるってさ」
そんな彼女はフロンティア事変の時、調の頼みで自分を助けに来た響、そしてセレナの幻影に諭され再起しセレナが残したギアを纏い響たちと共闘した
戦いは激戦を極めたらしい、俺はあずかり知らんが
「そういう貴方は何を作っているの?」
「キャンドル」
そういう俺、藍澤カズマは転生者だ
元いた世界はこの世界・・・シンフォギアという力がある世界とは異なる
ストライカーという兵器があり、それで戦争を繰り広げる世界だった。
「出来るの?」
「簡単だよ、流しこむだけだから」
そしてその世界に誕生した最強にして最高の"カスタマイズドDNA"ヒューマンが自分だ・・・
カスタマイズドDNAが何か説明するのは面倒なので簡単にさせてもらうと、クローンを作り出す技術を進化させた物だと考えてくれればいいんだが
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