504人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「もしもし…」
海月が電話に出ると、かけて来たのは陽子だった。
『みぃちゃんっ!テレビ見てた?!』
「どうしたの、ママ?今、学校に来てるのにテレビなんか…」
そこまで聞いてハッ…となる。
理紫は今日、代表メンバーの発表があると言っていなかったか…。
時計を見ると、既に12時を回っている。
《明日は代表の発表があるから、昼には全員クラブハウスに来いってさ…》
息を飲んで、理紫の方を見ると、理紫も応対しながら海月を見つめている。
『サトくん、選ばれたわよっ!!』
最初のコメントを投稿しよう!