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「いつも、何があってもソツなく平然と笑ってるくせになぁ、お前… 」
可笑しくて堪らないというように、西条はバンバンとダッシュボードを叩く。
「そんなことないですよ。 優しくて厳しい先輩方に囲まれて、日々、緊張の連続ですから? 」
けれど、ニッコリと笑った理紫に西条が一気に目を座らせた。
「…だから、そういうトコだよ、そういうトコ 」
理紫は微笑ったまま、海月を、座席の奥に腰掛けさせる。
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