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―――――目の前には2台のパソコン。
両手に握りしめたゲーム機とそこら中に転がるカップ麺の空箱は私の日常の象徴。
そう私は引きこもりだった。
いや、学校には行っていたから正確には
゛放課後引きこもり゛……ってなんじゃそりゃ!
と、とにかく私はリアルに充実していた
しかし!ある日突然部屋に怪物が現れた。1匹目はなんでも吸い込む奴、ホコリやらなんやらなんでも吸い込み危うくポスターまで吸い込まれそうになった。
2匹目は大きな袋、私の娯楽の象徴(ただのカップ麺の空箱達)をどんどん腹の中に閉まっていく。
そしてそれを操作しているのは―――――
母!まるで悪魔のような形相。いくら産んでくださったからって、私の邪魔をするなら敵!
私は必死に戦った。結果、
部屋に残ったのは1台のパソコンとゲーム機。新しく勉強机と参考書のぎっしり詰まった本棚だった。
まぁその時私は中3の春。社会では゛受験生゛といわれる時期だったのだ。
あとあと考えてみればこの時の母の行動に私の人生は救われたのだ。感謝感謝。
というわけで、受験生!ほぼ底辺の偏差値をどうにかして上げ、無事高校に進学したのです!しました!浪人の話じゃないからね!
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