日常

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 彼女は今更、そんなことには興味なさそうに見えた。  まあ、後は要がなんとかするか、と思いながら、外を眺める。 「しかし、衛さんは大事にされてますね」  そう呟くと、え? と兼平が訊き返す。 「弁護士の加藤さんも、衛さんのために、私に戻ってこいとか言うんですよ。  まあ……単にあの人がキレると、めんどくさいからですかね」  ははは、と兼平は笑っている。  ……どっちなんだろうな、彼的には。 「ところで、奥さんは朝、ゴミを捨てたくないんですか?  なんででしょう。  時間がないから?」 「いや、この間までは普通にやってくれてたんですけどね」 と兼平は首を傾げている。
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