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舞「お兄ぃ!やっぱりあたし達と暮らせないの?」
サトル「ああ。姉貴から聞いただろう?俺は大道芸人さ。いろんな街に行っては大道芸を見せている」
舞「なら、あたしも!!」
サトル「ダメだ!大道芸人の暮らしは最低だからな!舞にはここで暮らしてもらいたいんだ!」
舞「だけど!お兄ぃ1人で」
サトル「俺は大丈夫さ。姉貴程でもないが万能だからな。魔法もうまく扱える。それにな?毎朝逢えるぞ」
舞「え?」
聖「毎朝、私の空間でトレーニングをやっているのよ。サトルも参加しているわ。だから、お互いの情報が分かるのよ」
サトル「そういうこと。ずっと逢えないわけでもないからな。それに姉貴もたまに大道芸をやってもらっているからな」
更夜「兄貴も!?」
舞「そうなの?」
聖「そうだよ」
サトル「姉貴は完璧に転移魔法が使えるんだ。距離なんて関係ないな」
舞「転移魔法…………」
更夜「俺達はまだ習っていない」
ガブリエル「当たり前ですよ。あなた達はまだまだ魔力が不安定ですからね。それに集中力も」
サトル「俺だってまだ完璧ではないからな?それでも使えるよ。さて、俺、そろそろ行く」
舞「え?もう?」
サトル「ああ。これでも結構忙しいんだよ。がぶり姉ぇやお前達に逢えて本当に良かった。そして、がぶり姉ぇには今まで苦労を掛けたしな」
ガブリエル「サトルさん」
サトル「じゃ、またな」シュン
サトルは帰って行った。
聖「さあ、あなた達、これからが大変よ!更夜には勇者としてやってもらうからね!舞は勇者の姉として振る舞ってもらうわ」
舞「判っているわよ」
更夜「任せてくれ!」
終わり。
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