裏側の悪意-2

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でも、ちょっと弁解の電話くらい入れてくれてもいいのに。 夜遅く『お風呂のお湯大丈夫だった?』という揶揄紛いのメッセージが入っただけでそれきり、今朝も連絡がない。 まあ……結局、明日顔を見て話さないと不安なんて消えないんだけど。 「たった半日連絡無いくらいで何いじけてんのよ」 昨日の出来事で悶々と頭を悩ませていて、美佳の声で我に返ると呆れ顔ででこピンされた。 「だって、出張中は朝も必ずメッセージだけはくれてたんだもん」 「忙しいんじゃないのかな? 向こうの仕事早く切り上げる為に無理してるのかもしれないね」
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