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二人の出逢い
《千晃said》
「わぁ…。でっかい…。」
一体私の何倍あるんだろう。なんてね…。
今日からこの酉瑛高校に通う、伊藤千晃。ちっちゃいけど元気なのが取り柄。
そんな私がこの先波乱万丈な高校生活を送るのは、まだ知るよしもなかった。
「千晃~!おはよ~。」
ん?あっ、私の大好きな…
「宇野ちゃん!おはよ。」
宇野実彩子。唯一の親友。私、人見知りだからね…。
「てか、大丈夫なの?のんびりしてて?」
ん?何の話だろう。ん~分かんないよ。
「と・け・い。」
時計?時計…。あ、あっ~!
「遅刻しちゃうよ~!って、宇野ちゃん?」
先に行ってるじゃん。まだ、クラス表も見てないのに…。
うぅ~。人多いよ。
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