第一話 電車でGO

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俺の学校は大宮駅から徒歩10分、意外と近い。 名前か?驚くぞ? とか言っても「大宮鉄道高校」だがな。割と知れた学校だったりする。 特徴が有りすぎて。 とりあえず、教室までの道で紹介しよう。 まず入口すぐだが、クハ201-7が置いてある。今日は始業式だから、サボ枠に「始業式」サボが入っている。このサボだが、しっかり国鉄フォントで書いてあるんだな。手が込んでるよな…。 校舎は4棟、全5階建てだ。最新の建物だから、デカい会社に見えたりする。まあ…入口の201系で違うと分かるがな…。 俺は2棟の3階、2-1Aって クラスだ。 ガララ… 「おっはよー」 「ういーっす」 「ちわー」 なんか色々返ってくる。まあ当たり前だ。 「おっはよー☆」 …まあ、なんだ…気にするな。 「ちょっと!!無視?」 「なんだよ」 これが俺の本音だ。この学校は、こんな厨二(ryな奴は敬遠される方向にある。 「なんだよって何よ」 ヤバい、絡まれてる。逃げよう。 「あっ、逃がさないぞ!!」 こんな女子は、嫌だ。タイプでも何でも無い。 おっと、クラス紹介だったな。この2-1Aというクラスは、列車乗務員を目指す奴らのコースの、最上位クラス。Aコースが乗務員、Bコースは駅務員、Cコースは整備だ。ちなみにSコースは列車指令、大学編入前提コースだ。
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