1243人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
――…
―…
「どうだった？容子さんとこの赤ちゃん可愛かった？」
「うん、すごく元気で可愛かった！どちらかというと旦那さん似なのかな？」
容子のお見舞いの後、私は実家に来ていた。
翌日、定期検診で会社を休むため、たまには実家に泊まって来れば、というユキの言葉に甘えて泊まることにしたのだった。
「ほら、サラダも食べて。ちゃんと野菜も取らなきゃダメって言ってるでしょ」
ついついお肉の方にばかり進む私の箸にお母さんから指摘を受けてしまう。
久しぶりのお母さんのご飯は美味しく、ついつい食べ過ぎて明日の検診で怒られそうで少し怖い。
「容子さんのとこは男の子だったわよね。あんたもそろそろ分かるんじゃない？」
「うん。多分、明日の検診で分かるんじゃないかって言われてるんだけど、どうかな」
.
最初のコメントを投稿しよう！