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内藤蒼馬が仮眠をとってる間、川村筑馬が一橋慶喜の将棋の相手をしていた。
「将棋ばかりじゃ、つまらんの川村、」
「しかし、他にやることがございませんし、」
「そうじゃ川村、花街は行ったことはあるかな?」
「はい、新撰組の土方さんと沖田さんで島原に行きましたが、それがなにか?」
「そうか、ならば島原へ行こうじゃないか、」
「えっ、それはまずいでしょう、内藤様がなんとおっしゃるか、」(汗)
「ならば、内藤に頼んでみるとするか、」
「そうしてください、一橋様、」
川村は、内藤に頼んでも、駄目と言うに決まってると思っていた。
困ったお殿様だと苦笑していた。
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