a sequel

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後日、予定を合わせて那月さんを家に招いた。 ハルは話を伝えた颯真くんに外に連れ出してもらっているから、家にはいない。 「兄さん、休みなのにごめんな」 「全然いいよ。はいこれ。つまらないものだけど」 殊勝に謝る依月さんに対して笑って首を横に振った那月さんは、持って来た手土産を僕に手渡してくれた。 「僕、お茶入れてきます」 受け取ったお土産にお礼を言った後、僕は台所へと入る。 依月さんには那月さんを連れて、先に居間で寛いでいてもらった。 そしてお茶の用意をして戻ってきた僕との三人で、暫くは他愛ない会話を楽しんだ。 そうして気持ちを解した後、那月さんが本題を切り出す。 「…それで、電話の件だけど」 前置きされた電話の件、というのは。 今日、那月さんが家まで足を運んでもらったことの理由となったものだ。 「遥祈くんの両親に会うときに僕が立ち会うこと。そしてその約束を今から取り付けるから見ていてほしいということ、だよね?」 「はい」 「……」 確認するような那月さんの言葉に僕は間違いないと強く頷き、隣に座る依月さんの表情も真剣なものになった。
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