第8章・恋の始まり

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小学生の頃から真面目、堅物などと言われることが多かった私。 陽生君もそう思ってたんだ……。 堅物と言われていた私が、まさか陽生君を好きだったなんて、気づいてないよね。 気づくわけないよね。 小学生の頃ほど堅物じゃないつもりだけど、今だって自信がない。 陽生君は私と話していて楽しいのかな……。 「由布香ちゃん、どうしたの? もし気に障ったならごめん。無理に答えなくていいから」 陽生君が心配そうに言い、私は必死で笑顔を作る。
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