呼び出しと親バカと空間の支配者

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会計済ましてパパッと移動。途中飲み物を購入していい感じのベンチに腰掛ける。自然がそこそこある公園みたいなところだ。遊具が見当たらないから公園とは断言しない。 それにしても、すごく居心地がいいのに平日の真昼間となると誰もいねえな。 「なんでお前ガッコいってねえの?」 「今更か?」 見た目マスカットジュースみたいなカシスソーダ(ノンアル)のような味の謎ジュースをチビチビ飲みながら、人を居殺しそうな冷たい目を向けるんじゃない。滅茶苦茶自然にサボってたから今まで気づかなかったんだよ。 「今更だ。で、何でだ?」 「サボり。お前はどうなんだ?」 堂々とサボり言うたな。まあ、現状行っても授業になんか集中出来ないだろうから、問題ないっちゃ問題無いな。 「非常勤は授業がないと暇なのだよ」 最近だと授業以外は校舎裏の不良どもをいびって遊ぶくらいしか無いし、必ずしもガッコにいる必要性が無くなったってのも理由だな。 「ちっ」 「舌打ちすな」 明らかに面白くなさそうな顔で舌打ちしよったぞ!出会った当時に比べれば表情豊かになったことを喜べばいいんだろうが、その表情は喜べないぞ。 「そんな事は今はどうでもいい」 「自分で切り出したんだろ」 「Shut Up!それよりも今はガイムとの関係をどうするかだ」 先延ばしにした割には答えは未だに浮かんでいないが、延ばしすぎても不審に思われるだろう。 「それはもういい」 「ほへ?」 驚きすぎてなんか変な声出た。相談された相手から断られるって、これはダメ出しって事でいいですかね? 「もう少し自分で考えてみる」 「アッハイ」 結局そこに落ち着くのか。何の為に俺は場所移動なんて愚行を行ったんだろう。いや、結局はそこに落ち着くんだ。それが早いか遅いかの違いだけだ。だから大丈夫だ。という事にしておこう。 「そうなるとやる事が無くなるな………ちょっくら世界に介入して世界の意思をおどゲフンゲフンO☆HA☆NA☆SHIしてくるわ」
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