プロローグ

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プロローグ

あの人に初めて会った瞬間のその光景を、いつになっても鮮明に思い出すことができる。 その光景は、頭の中でとてもキラキラと輝いていて、思い起こす度に胸の奥から、じんわりと温かい何かが溢れ出す。 一目惚れはただの脳の錯覚で、勘違いにすぎない、なんていうけれど……。 その恋は甘く、切なく、もどかしく、刺激的で………。 こんなにも長い間、焦がれ続けるなんて、思いもしなかった。
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