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「神サマ、仏様、万里様! レポート見せて!!」
そんな声に俺は不機嫌な顔をして振り返った。
「……前回のレポート、丸パクしたろうが?」
そう言うと、そいつは顔を引き攣らせながらにへらと笑う。
「い、いや! 悪かった! 今回はマジで参考にするだけ! な?」
両手を顔の前で合わせるやつに俺はふんっと鼻を鳴らして視界から消した。
「神サマ~」
そう呼ばれるようになったのは、俺が一年で学校内の賞を総なめにしたから。
大したことじゃない。所詮、素人の集まりだ。俺が目指すのはもっと先にある。
だから俺の足を引っ張る奴等には興味の欠片も無い。
のに、専門(ここ)ではチームワークなんてのも成績に響いたりする。
面倒だか、やらないわけには行かない。
「それじゃ、そのメンバーで課題をするように」
学校側で勝手に決められたメンバーの中に、
「えと、結城です」
タマがいた。
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