序
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前略、和田先生。 先生のように立派な教師になる為、俺は日々、頑張ってきました――が。 「三位(さんみ)……そうか、ぬしが平田三位か!」 「……えっ?」 「そうとなれば、話は早い。どうか、わしの師になってくれ」 今、俺は会ったばかりの子から、何だか偉そうに頼みごとをされています。 ……ぼさぼさではありますが、何故かその頭は髷が結われてて、格好も派手な柄の着崩した着物です。
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