王への謁見──[(五分前)]

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別に宗教を否定する訳ではないけど、幼児にそんな本を読ませるのは洗脳だと思う 洗脳反対!!周りの迷惑を考えましょう! 事実、ここに被害者(私)がいるのだから… とか思ってみたけど、よく考えれば神様を蔑ろにする方が問題では?と聞かれたら私は答えられない 確かに蔑ろにするよりはいいかもしれない、でも…私の中の何か大切な…魂的なものが"あれを敬うの?"と拒否反応を示しているから仕方がない あれこれ悩んだ末、私は記憶にある態度で話し掛けてみる事にした 《久しぶり~神様~聞こえる?…あっ》 《ん?ああ君か~、ヤッホー元気してる♪2日振りだね~》 念話始めてから私は大切な事に気がついた 今が、就寝時間だということだ…にも関わらずのいきなりの念話に出てくれた神様は明るく返事を返してくれる 普通なら抗議ものなその行為も平然と許容出来る様が既に神様です そう感銘を受ける私は、私の中に信仰心が生まれるのを感じていた 《う…うん、そうだね……あの、こんな夜更けにいきなりごめんね》 《うん?別にいいよ…僕の方からも念話を掛けようと思ってたからね、丁度いいよ…》 神様なのに、偉い人(神)なのに人間相手に気遣いができるなんて… 私の今まで抱いていた感情が一気に逆転した瞬間だった これもしっかりとした記憶がない事で起こる弊害の1つだが、 神様に対する私の中での反対意識が高かった分、好感度(信仰心)が一気に上がる もう、前のように態度で接する事ができないくらいには上がっていた 《そう…ですか、あの…では私から用件を言わせて頂いてもよろしいですか?》 《うんいいけど…なんで敬語?》 《それは勿論神様だからです……それで用件なんですが、以前神様方とお約束した使い魔召喚を明日の夕方頃に行いたいんですが宜しいですか》 《あ~そんな話もあったね…ん~まあ丁度いい機会(タイミング)だしいいよ、ミカエルには僕から言って置くよ。明日の夕方だね?》 《はい、でも早まる事もあると思いますので3時くらいを目処にしていただければと…》 《うん、了解…ちゃんと伝えておくよ》 《はい、宜しくお願い致します》 《うん、じゃあ次に僕の方の用件も言うね》 《あ、はい》 《君には早速だけど管理者の仕事をして貰うよ…何、難しい事じゃない今後君が───────────────》
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