幸せの向こう側へ

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潮騒に誘われて公園へ足を踏み入れる。 振り返ると、マリンブルーの車が太陽の反射で鮮やかに輝いている。 マリーゴールドの花壇の横を通り過ぎてベンチに座ると、海を見つめながらこの場所を感じる。 ・・・目の前のこの海は私たち二人をよく現している。 ずっと遠くから風に吹かれてこの砂浜へとやってきたこの波は、私たちの歩んできた道程。 砂浜に残った暑い陽射しの熱は、高鳴る胸の火照りと一緒。 地平線へと近付いてゆっくりと黄金色へと変貌していく太陽は、美しい未来への予感。
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