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「ねえ、このシャツ……ダメ?」
それから再びリムジンで
彼のいう――ドレスとガラスの靴を調達しに向かった。
その道すがら。
「ああ。正直、学生服か何かかと思ったよ」
和樹は悪びれもせず肩をすくめる。
「靴に関しては――ああ、酷だから聞かないで」
「そんなぁ……」
一応
一張羅を着てきたつもりだったのに。
ひどい貶しようだ。
「ここ、僕の行きつけ」
今度は立派な門構えの
セレクトショップの前で車を止めた。
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