1/7
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ

  目を覚ますと 藤谷が貴子を見つめていた。 「おはよう。My Sweet・・・」 「・・・おはようございます・・・」 身を縮めたくなるほど恥ずかしさを感じるのは 彼が服を着ていて、自分が裸だからか 昨夜の醜態を思い出してしまうからか・・・ 泊っていく時は必ずこうして 貴子の目覚めまで傍にいる藤谷の律義さに 貴子は戸惑うしかない。 もぞもぞとシーツの中でガウンを羽織り シャワーを浴び、身支度を整える。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!