第一章

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「い、一ノ宮?」 「はい!生徒会庶務、学園一のイケメンと言われる一ノ宮麗様と一年間同室です!」 いや待て、待て待て待てwwww 一ってその「一」 !? なんつートラップwwwwwww 俺の喜び返せや!!! 生徒会とはあの生徒会様のことだよな? この学園の最高権力者とも言われる、あの意味わからんイケメン集団。 イケメンと同室とかマジヤメテクレ。 生きる気力がなくなるだろ。 なんて意気消沈してるところに、俺の名前を全力で叫びながら走ってくるチビを見つけた。 「凛ちゃーーーーーん!!!!!!一ノ宮様と一緒って本当ぉ!?!?!?!?」 「おー、チビ~なんかそうらしグホッッ」 俺の腹に飛び膝蹴りかましてきたチb…富士夏希(ふじなつき)は俺の唯一の親友でもある。 「チビ言うなや童貞野郎。」 「ス、スミマセンデシタ…」 おぉ、こ、怖いその顔。 鬼の形相とはこのこと… コイツにチビは禁句だったのすっかり忘れてたwww 春休み中はウチ帰ってて会ってなかったからうっかりwwww てか童貞野郎ってヤメテ。 リアルに傷つく。 「それより夏希さんや、俺は一ノ宮なんちゃらと同室らしいんだが、お前の兄さんよりイケメンなのか?」 夏希の兄はイケメン集団生徒会会長の富士光希(ふじみつき) 。 恐ろしい友を持ったもんだwwww 「あんなクソ兄貴より何倍もイケメンだよ!!!!一ノ宮様はねスポーツも勉強も何でもできるのにちょっと天然なところが最高に素敵なんだよ!!!!」 「ホ、ホウ…すごそうな人だが、仮にも生徒会会長様をクソ呼ばわりするお前もすごいぞ?」
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